羽田盃・京浜盃・全日本2歳優駿それに外枠 東京ダービー 大井競馬 2018年

本年(2018年)6月6日、大井競馬場で東京ダービーが行われます。南関競馬牡馬クラシック三冠戦の二冠目に当たり、本年で第64回目を迎えます。大井競馬の中でも半世紀以上の歴史があり、羽田盃等と並び伝統の一戦と言えるでしょう。

 

南関重賞のSIに相当し、南関競馬所属馬による南関競馬版日本ダービーとも見なせます。上位2着以内に入れば、ジャパンダートダービーに出走することができます。

 

ジャパンダートダービーはJRAの菊花賞のようであると言えば、競馬ファンならお分かりになるでしょう。

 

東京ダービーは、大井競馬場外回り2000メートルのコースで実施されます。東京大賞典や帝王賞と同様なコースであり、大井競馬を代表するコースであるでしょう。

 

では、一体どのようなコースの特徴があるのでしょうか?

 

まずフルゲート16頭で、スタート地点が第四コーナー付近になります。第一コーナーまで約500メートルあるため、枠の有利不利がないとされています。実力通りの結果になりやすく、先行馬であっても追い込み馬であっても同じようにチャンスがあると言えるでしょう。

 

大井競馬場-パドック-2018

 

ならば、東京ダービーの過去10年の結果を確認してみます。

 

・2008年:ダ不良:16頭
1着:5枠10番、2着:7枠13番、3着:6枠12番

・2009年:ダ稍重:16頭
1着:5枠9番、2着:2枠4番、3着:1枠1番

・2010年:ダ良:16頭
1着:4枠8番、2着:2枠4番、3着:2枠3番

・2011年:ダ良:16頭:ハービンジャー賞
1着:5枠10番、2着:4枠7番、3着:3枠6番

・2012年:ダ良:16頭:ネオユニヴァース賞
1着:7枠13番、2着:2枠3番、3着:2枠4番

・2013年:ダ良:14頭:ネオユニヴァース賞
1着:7枠12番、2着:5枠7番、3着:8枠14番

・2014年:ダ良:15頭(1頭除):ネオユニヴァース賞
1着:8枠15番、2着:5枠9番、3着:1枠1番

・2015年:ダ稍重:16頭:ネオユニヴァース賞
1着:7枠13番、2着:8枠16番、3着:7枠14番

・2016年:ダ良:15頭(1頭除):ヴィクトワールピサ賞
1着:3枠6番、2着:6枠12番、3着:8枠15番

・2017年:ダ重:15頭(1頭除):ハービンジャー賞
1着:7枠13番、2着:6枠11番、3着:3枠6番

- 東京ダービー 検索結果 (JBIS)

 

いかがでしょうか?過去10年分のみですが、全体的に満遍なくどの枠でも3着以内に入っているように見えます。しかし過去10年のうち7枠が5回3着以内に絡んでいます。

 

また副題が付いた2011年以降では、全7回のうち8枠が4回3着以内に入っています。枠順の有利不利のない2000メートルのコースとはいえ、東京ダービーでは外枠も注視しておくべきかもしれません。

 



 

次に大井競馬公式サイトで公開されている分析レポートを見ていきましょう。こちらも過去10年のデータを元にしているようですが、以下のようにまとめてみました。

 

1)人気馬と伏兵
2)枠は外枠
3)前走の脚質
4)羽田盃、京浜盃、全日本2歳優駿

- 分析レポート:第64回 東京ダービー(SI) (大井競馬公式サイト)

 

1)については、過去10年で単勝1から3番人気の3着内率が50.0%となっています。人気馬を中心に見た方が無難なようですが、単勝6番人気以下の馬も過去4回勝ち、10連対しているそうです。伏兵も同時チェックというところでしょう。

 

2)に関しては、コース特性のところでも指摘していることです。実際に数字で見てみると、特に第59回以降の過去5年で7から8枠の馬の3着内率が42.1%に達しています。

 

5から6枠が21.1%、1から2枠が8.1%あり、有力馬が外枠に入れば注視しておくべきかもしれません。

 

3)においては、前走の最終コーナー通過順別成績に関係します。2番手以内の馬の3着内率が29.3%、3から6番手が11.4%、7番手以下が22.7%であり、先行馬と追い込み馬が拮抗している感じです。

 

これは大井競馬場外回り2000メートルの特徴にも関係していると考えられないでしょうか?

 

4)は過去の3つのレースに注視しておくべきことと言えます。羽田盃から直行して来た馬の3着内率は29.7%になっています。さらに羽田盃で3着以内に食い込んだ馬は、43.3%の3着内率です。

 

羽田盃はJRAの皐月賞と似たような位置付けでしょうが、日本ダービーでも皐月賞組の強さが目立っています。東京ダービーでも同様ということかもしれません。

 

また京浜盃については、4着以内だった馬の3着内率が46.4パーセントになっています。さらに全日本2歳優駿で5着以内だった馬は、50.0%の3着内率になっています。

 

2歳時のJpn1で好走していることが3歳の頂点レースにも、影響しているのかもしれません。

 

なお、東京ダービーには東京ダービートライアルというレースもあります。過去10回の中で10頭が出走し、2着に入ったのが1頭いるのみです。東京ダービートライアル経由の馬は、過去の結果では信頼性が薄いと言えるでしょう。

 

以上、大井競馬場公式サイトの分析レポートを見てきました。数字は客観的なものでもあるので、馬券購入の参考にしても無駄にはならないかもしれません。

 

大井競馬場-パドック-2018-02

 

そう言えば、東京ダービーでは不思議なことがあります。「大井の帝王」と呼ばれる的場文男が過去34回出走し、2着が9回あっても勝ったことがないそうです。

 

的場文男と言えば、還暦を過ぎても現役を続ける騎手であり、競馬を知らない人でも名前を聞いたことがあるかもしれません。

 

「川崎の鉄人」こと佐々木竹見の持つ地方通算最多勝記録(7151勝)を、近々抜くのではないかと言われているベテラン騎手が、東京ダービーとは縁が薄いようです。

 

おそらく大井競馬ファンの間では毎年言われているかもしれませんが、本年の東京ダービーで的場文男が勝利するか否かも注目でしょう。

 

それに地方通算最多勝記録を塗り替えるようであれば(残り16勝:2018年5月28日時点)、本年は的場イヤーと後々語られるようになるかもしれません。

 

通例であれば、枠順は東京ダービー直前の日曜日(2018年6月3日)に発表されるでしょう。多くの人がワクワクドキドキしながら待ち遠しく思っているかもしれません。