桜花賞でも曰く付きの1600メートル戦 浦和競馬 2018年

本年(2018年)3月21日、南関競馬クラシック戦線の開幕を告げるべく、浦和競馬場で桜花賞が実施されます。3歳牝馬クラシック三冠の一冠目であり、注目に値するレースになるでしょう。もっとも、南関競馬の牝馬クラシック三冠戦は、ローテーション等で非常に難しいとされています。

 

これまで達成した牝馬はわずか1頭であり、2006年に船橋にしていたチャームアスリープのみです。果たして今年は?、と南関ファンであれば、毎年思うことかもしれません。

 

さて、桜花賞ですが1955年に創設され、今年で第64回目になります。浦和競馬場が1947年に開場されているため、浦和競馬においてはすでに伝統の一戦と言えるでしょう。格付けは南関東SIに相当し、地方競馬全国交流レースでもあるため、他地区所属馬も出走できます。

 

しかし、桜花賞の最大の特色と言えるのが、浦和競馬の1600メートルコースで実施されるということです。「曰く付きの」と言えるでしょうが、クセのあるコース形態であり、スタート地点が3コーナーと4コーナーの中間地点にあります。フルゲートが11頭であり、ゲートが開くとすぐにコーナーの曲がりになります。このため内枠が断然有利とされ、だからこそ「曰く付き」と表現できます。

 

浦和競馬1600メートル

 

では、実際どうなのでしょうか?

 

南関東競馬公式サイトにおいて「枠番・馬番別成績」を調べることができます。データBOXと言われるもので、2016年10月から2017年9月までの半年間のデータ参照が可能です。浦和1600メートル戦の枠番に絞ってみると、明らかと言える傾向が出ています。

 

1枠の勝率が23.8パーセント、2枠が14.3パーセント、3枠が12.2パーセントとなっています。また、連対率と3着内率でも1枠が28.6と42.9パーセント、2枠が23.8パーセントと42.9パーセント、3枠が22.0と43.9パーセントであり、内枠が有利であることは明白かもしれません。

 

しかしこれは馬場状態に関係なく導き出した数字です。たとえば勝率に絞り1番数字のいいものを見てみると、不良馬場では1枠が60.0パーセント、稍重であれば2と3枠が20.0パーセント、重であれば7枠で15.4パーセント、良であれば1枠が30.0パーセントになります。多少なりとも、バラツキが出ることもあるのでしょう。

- 枠番・馬番別成績 (浦和1600メートル:南関東競馬公式サイト)

 



 

そうは言っても、浦和の1600メートル戦には明らかにコース特性が出てくるようです。基本的に内枠有利であり、馬場状態次第で内枠以外を狙うのが無難ともいるかもしれません。当然、出走する馬の実力や当日の状況等もあり、基本を踏まえながらもパドック等で馬をきちんとチェックすることが大事でしょう。

 

ならば、桜花賞の結果も見ておく必要があり、過去10年のデータは以下のようになっています。

 

・2007年:ダ良
1着:2枠2番、2着:1枠1番、3着:3枠3番

・2008年:ダ良
1着:4枠4番、2着:7枠9番、3着:3枠3番

・2009年:ダ良
1着:4枠4番、2着:5枠5番、3着:7枠8番

・2010年:ダ重
1着:8枠11番、2着:1枠1番、3着:4枠4番

・2012年:ダ良
1着:1枠1番、2着:5枠5番、3着:3枠3番

・2013年:ダ良
1着:1枠1番、2着:2枠2番、3着:6枠7番

・2014年:ダ重
1着:3枠3番、2着:1枠1番、3着:5枠5番

・2015年:ダ良
1着:5枠5番、2着:3枠3番、3着:2枠2番

・2016年:ダ良
1着:3枠3番、2着:6枠7番、3着:1枠1番

・2017年:ダ稍重
1着:3枠3番、2着:5枠5番、3着:4枠4番

- 桜花賞 検索結果 (JBIS Search)

 

いかがでしょうか?ざっと見ただけでも、5枠から内枠の馬が目立っていないでしょうか?S1で南関東牝馬クラシック三冠戦の桜花賞とはいえ、浦和1600メートル戦の傾向が結果にも出ているように思います。

 

先でも申し上げていますが、当日の馬の状態等もあるでしょうが、有力馬で5枠から内枠に入れば、非常に期待が持てるかもしれません。

 

すでに桜花賞の予備登録馬が発表されています。有力馬と言えば、同じ浦和競馬場で実施されたユングフラウ賞の1から3着馬になるでしょう。

 

すなわち、大井所属のエターナルモール、船橋所属のグラヴィオーラ、川崎所属のストロングハートです。これらの馬が5枠から内枠に入れば、かなり魅力的に映るかもしれません。

- 第64回 桜花賞 予備登録馬 (PDF)

 

2018年3月21日は水曜日であり、春分の日でもあります。通常、南関競馬の重賞は、実施される週の日曜日に出走表が発表されます。こういう傾向を知ると、早く枠順が知りたい、と思わないでしょうか?